<   2013年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

建築はほほえむ 

6/29の丹下健三シンポジウムのパネラーの松山巌さんの予習のために「建築はほほえむ」を読みました。
今受け持っている「ヒト・生活・文化」という授業で伝えたいと思っていることが凝縮されていました。
伝えたいことがあっても伝えるということは難しいと悩んでいる私にすとんすとんと入ってきて
教科書になりそうです。
それもそのはずで本の最後に
「この本は高校生たちに、大学ではじめて建築を学ぶ人たちに向けて書いた」
とありました。
とてもわかりやすいやさしい言葉で書かれていますが建築関係者にとってもどきっとするような問いがあったり忘れそうになりそうな大切ことを再認識させられたりします。
なのにそれはとがることなく優しいのです。
不思議な世界に連れて行ってくれた本でした。


シンポジウムでも松山先生のお話がますます楽しみになりました。

a0070655_8595418.jpg

建築はほほえむ 目地 継ぎ目 小さき場 松山巌著
yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-28 09:25 | | Comments(0)

コルブツアー31  ユニテ・ダビタシオン⑧

今の対面キッチンの発祥はペリアンです。
それまでキッチンは食堂と離れた北側にありました。
なぜならば昔はメイドさんがお食事を運んでいたから。
主婦がお料理をするようになってからもそれは変わらずだったのですがその家事動線を短く機能的にしたのがペリアンです。
「シャルロット・ペリアン自伝」には
リビングと完全に一体化した「キッチン=バー」は、主婦の家族や友人たちとつなぎ、対話と参加を可能にする。
バーテンダーとして整理整頓の感覚を持つのは主婦の役目。
においと煙の完璧な排出を確実にするのは技術者の役目
とあります。
女性建築家ならではの発言ではないでしょうか。非常に爽快で気持ちが良い。
同書によると時代は流れ冷蔵庫が大きくなりキッチンを改装する家が増えてきたそうですがリビングに向かって開かれたキッチンの概念は保たれているとのこと。
ここはオリジナルです。60年経っても全然古くない。さすがです。
a0070655_21344945.jpg
a0070655_21345991.jpg
a0070655_21343743.jpg

a0070655_21351039.jpg



有料ですがコルビュジェの住人のお住まいを見学することができます。
予約は不可ですが行った時にフロントに頼みます。
そのときに住民が在宅であればOK。

マルセイユのユニテ・ダビタシオン
設計:ル・コルビュジェ
竣工:1952年

yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-25 20:36 | コルブツアー | Comments(0)

コルブツアー30  ユニテ・ダビタシオン⑦

思い出したようにコルブツアー再開。
ユニテ・ダビタシオンの続きです。
ここは集合住宅ですがホテルもあります。
ホテル・ル・コルビュジェという名前なのです。
この建築家がどれだけこの国の人たちに愛されているかわかりますね。
この日はここに泊まりました。
a0070655_2032140.jpg

フロント
a0070655_20252635.jpg

食堂
a0070655_20253467.jpg
a0070655_20254338.jpg

a0070655_20255133.jpg

フロントのお姉さんがアーキウォーク広島のガイドブックを入り口に置いてくれました。
世界の建築好きの人たちの手に届くとうれしい^-^


マルセイユのユニテ・ダビタシオン
設計:ル・コルビュジェ
竣工:1952年
yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-23 20:36 | コルブツアー | Comments(2)

丹下健三と瀬戸内の現代建築

倉敷でもシンポジウムあります。
丹下健三についての博士論文を書かれた豊川斎赫さんのお話聴いてみたいと思っていたのでこちらもとても楽しみ。
2連ちゃんで丹下漬けの予定。


a0070655_12265425.jpg


【倉敷シンポジウム】
 テーマ:丹下健三と瀬戸内の現代建築
 日 時:平成25年6月30日(日) 14:00~16:00(開場13:30)
 会 場:倉敷市立美術館[旧倉敷市庁舎]講堂
     倉敷市中央2-6-1
 パネリスト:河田育康氏、松隈洋氏、豊川斎赫氏(順不同)
 定 員:200名 (入場料無料、先着順)

主 催:丹下健三生誕100周年プロジェクト実行委員会ほか
お問い合わせ:丹下健三生誕100周年プロジェクト実行委員会事務局(香川県文化振興課内)
       TEL 087-832-3785(平日)

yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-18 12:30 | 講演会・セミナー・イベント | Comments(0)

丹下健三と戦後広島の出発点-平和・復興・建築 広島シンポジウム

今年は丹下健三生誕100周年です。
先日香川県庁で行われた見学会とシンポジウムに続き今度は広島でもシンポジウムが開催されます。
パネリストの先生方も豪華メンバーでどんなお話が聴けるのか楽しみです。
是非どうぞ。
a0070655_9554694.jpg


【広島シンポジウム】
 テーマ:丹下健三と戦後広島の出発点-平和・復興・建築
 日 時:平成25年6月29日(土)14:00~17:00(開場13:30)
 会 場:広島平和記念資料館メモリアルホール
     広島市中区中島町1-2
 パネリスト:松山巖氏、内藤廣氏、石丸紀興氏、松隈洋氏(順不同)
 定 員:300名(入場料無料、着順)

主 催:丹下健三生誕100周年プロジェクト実行委員会ほか
お問い合わせ:丹下健三生誕100周年プロジェクト実行委員会事務局(香川県文化振興課内)
       TEL 087-832-3785(平日)

yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-16 09:57 | 講演会・セミナー・イベント | Comments(0)

リストランテ カノビアーノ福岡

4月の連休に福岡へに行ったとき建築ツアーでご一緒させていただいた素敵なマダムが教えて下さったイタリアンのお店を紹介します。
「すっごく美味しいから!」と「一人でも大丈夫よ。きっと楽しめるわよ」というオススメの言葉通りのお店でした。
代官山のい人気レストラン「リストランテ カノビアーノ」のオーナーシェフ植竹隆政氏とのコラボレーションにより実現したお店で「自然派イタリアン」。
にんにくや唐辛子、バター・クリームなどの動物性油脂を使わないお料理はとっても身体に優しいのです。
身体が喜ぶのがわかりました。感動です。
a0070655_1647781.jpg

a0070655_1647143.jpg
a0070655_16472666.jpg

a0070655_16594545.jpg

高級感ある洗練されたインテリアで素敵なヒトと一緒に行くようなお店です。
一人で行ったので一人ワインに一人コース・・・。
それはあまりに寂しいではないか!
と思っていたのですが全然で、とっても楽しめたのはサービスが素晴らしかったからです。
ダイニングマネージャーのマリアーニ アントニオさんのサービスはプロだと思いました。
私の興味は狭いのだけれどおしゃべりがはずんだのはアントニオさんの引き出しの多さなのでしょう。
本当に楽しいお食事の時でした。
また是非行きたいお店です。
お近くに行かれたときは是非是非!オススメです。

私が帰るころ美しい女性が一人で入店されワインをボトルで注文されていました。
かっこいい!
一人ワイン一人コースって素敵なヒトだとかっこいいんだなぁと思ったのでした。


リストランテ カノビアーノ福岡
福岡県福岡市中央区大名1-1-12
092-724-4121

yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-12 17:11 | 食べ物 | Comments(0)

織陣Ⅰ

先日非常勤で行っている学校に高松伸先生が来られレクチャーがありました。
映像は音楽付で作品に関する先生の言葉は少ないですが強烈でした。
「廻りと隔絶した建築」
「場所のある脈絡と合わない建築」
a0070655_2214473.jpg

「建築が出現することにより景観が際立つ。そして建築は独特のほかにないメッセージを放つ」
a0070655_22145393.jpg

「自分の最大のテーマはチャレンジし続けること」

高松先生のぶれない軸を見た気がしました。
先生の学生たちへのメッセージは厳しくて愛がありました。
かっこいい人だと感じました。
衝撃を受けた学生多かったのではないかな。


「建築には力がある」
a0070655_22143065.jpg

前にご自分の作品が解体されることについてどう思っているのか?保存運動をするのか?というインタビュー記事を読んだことがあります。
答えは
「一切しない。建築の寿命がきただけ」


ひなや本社社屋 織陣Ⅰ
設計:高松伸
竣工:1981年
2013年解体
(撮影2003年)


yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-11 22:48 | 建物探訪 | Comments(3)

白井晟一 書展

天満屋八丁堀ビルで白井晟一 書展 が開催されています。
白井ファンの方は必見です。
書展ですが白井さんの歴史や建築作品のことにも触れていて非常に深いものになっています。
画廊の方の説明を聴かれることをオススメいたします。
謎めいた建築「原爆堂」は気になる建築でしたがこちらに関しても興味深いお話を伺いました。
月曜日までです。
a0070655_10374122.jpg


■6月5日 (水)~ 6月10日 (月)   
■天満屋八丁堀ビル7階美術画廊

詩人建築家
白井晟一 書展
1905~1983年。高村光太郎賞(建築部門)や日本芸術院賞を受賞した現代建築界の伝説の建築家。哲学無き建築は建築にあらずと昭和3年23歳で渡独、建築を学ぶ。広島との縁は「原爆堂計画」にある。文学者などの交流も広く、建築業以外の「書」には高い人気を得ています。(天満屋ビルHPより)

yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-09 10:40 | 建築 | Comments(0)

環境と建築 「近作について」西沢立衛

今年のアイカ建築セミナーは西沢立衛さんでした。
今興味のあることは「環境」だということで
環境と建築の関係についてのお話を聴きました。
建築は敷地の中に納まるが建築が及ぼす影響は敷地の中にとどまらずまち全体に広がることがある。
という前置きから豊島美術館の説明に。
豊島という瀬戸内海の小さな島にある1作品だけの永久設置の美術館です。
私はこの美術館が出来る前に西沢さんのセミナーで一枚のスケッチを見せていただきこの建築に魅せられました。それは一筆書きのようなものでとても建築には見えませんでした。その時西沢さんは
「ビルも何もない自然にかこまれた場所。
建築に見えないようなものを創りたいと思った。
土木的、自然的なものを目指し、建築をこえるものを創りたいと考えた。」と言われていました。

この美術館へのアプローチはストレートではなく遠廻りです。
建物は目の前に見えているのに細い道をぐる~と歩きます。
棚田を見て海を見て森に入りやっと作品に近づきます。
まずは瀬戸内海の島の美しい風景を楽しむしかけです。
西沢さんはそれらを豊島の財産と言われました。
a0070655_12455070.jpg

a0070655_13103055.jpg

a0070655_12465551.jpg

「建築を丘や坂の仲間にしたかった。
内部には大きな穴が開いていてそこからは雨や風や雪はもちろん小鳥や虫たちも入ってきては出て行きます」
a0070655_13342311.jpg

「環境との調和」
「周辺との連続性」
「場所の魅力を建築化する」
西沢さんの建築と環境のお話は非常に心地よいものでした。


この美術館は学生たちにも紹介するのですが行ったことある学生に詳しく話してはダメ!と言われています。
行って見るべし!なのだそう。
おっしゃるとおり!(笑)
なのでお見せしたい写真はたくさんあるのですがこのへんで。
おすすめの美術館です。


豊島美術館
設計:西沢立衛
竣工:2010年
所在地:香川県小豆郡土庄町



yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-05 13:43 | 講演会・セミナー・イベント | Comments(2)

「日本の都市再生への挑戦」 ナスリーン・アジミ

広島県建築士会は平成25年4月1日に”公益法人”に移行致しました。
先日の総会では公益法人設立記念にユニタール広島事務所初代所長のナスリーン・アジミ氏を お迎えし講演会「日本の都市再生への挑戦」を開催しました。
a0070655_12262732.jpg

非常に素晴らしい内容でした。
印象に残った言葉を箇条書きにしてみます。
厳しいです。

アジミさんが初めて日本に来たときの印象
ニューオータニホテルの庭園 美しい庭。  これが日本・・・。
パチンコ屋・ホテル・カラオケボックス・高速道路・イロイロなものが建ち並ぶ街・・。これも日本・・・?
建築界のノーベル賞といわれているプリツカー賞を日本人建築家は6人選ばれています。日本の建築家のレベルは非常に高く素晴らしい。日本の建築の質も非常に高い。世界でもトップクラス。
なのに何が問題なのか・・?
建築は非常に重要であり建築家ができることはたくさんあります。
広島駅。ここは広島なのかどこなのか?
ここがここの場所の意味は・・?
再開発は素晴らしいチャンス。
便宜の影でどんなものが犠牲になっているか・・?
伝統的とモダニズムは両立します。
利益と品格を結びつけるのは可能です。
実際的なことと美を結びつけることも可能です。
日本人は日本の美しい自然を忘れているのではないでしょうか?

はっといするような言葉の数々。
そして心に突き刺さったのはこの画像。
a0070655_12223257.jpg
福山城が見える福山駅の写真。
これは何度も見てる風景のはずなのにこのとき初めて気づきました。
目が開いていないと同然ですね。

「日本は本当に美しい」。
と何度も言われましたが言われるたびに
デモナゼコノマチ・・?コレデイイノ?
と言われてるようでした。

ナスリーン・アジミさん笑顔のとても素敵な女性でした。
どうぞ話にいらして。みんなで話をしましょうと誘って下さるフランクな方です。
学生たちにも今日の話を聞かせたい!と言うとPPTを送って下さり感謝感激です。
伝えたいと思います。

※ユニタール
世界の平和と発展により積極的に貢献したいという住民や行政の思いを受けて、広島という象徴的な都市に設立された最初の国連機関(ユニタールのHPより)


yumily
広島ブログ
[PR]
by yumily_sketch | 2013-06-02 12:35 | 講演会・セミナー・イベント | Comments(2)