カテゴリ:建築( 99 )

村野藤吾の建築-- 世界平和記念聖堂を起点に-- 広島市現代美術館

待ちに待った村野藤吾の展覧会が始まりました。
2年前に目黒美術館で開催されたとき行けなくて残念な思いをしたけれど広島で見れるなんて本当にうれしいです。
ご尽力された松隈洋先生は広島で(建築のある地)でやることは大きな意味があると言われました。
本当にその通りだと思いました。
この建築のことを広島の多くの皆さんに知ってもらえますように。

 
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鳳凰の上に十字架が・・?
竣工写真にはないので設計時点ではあったのか?
などと思いながら見てるとそんな図面を見つけました。
図面とスケッチとても多いです。
この形に決定するまでも何案もあり変革が見て取れます。
この度初公開の村野のスケッチが書かれた手帳も展示されていました。
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聖堂にある村野藤吾デザインの蓮の照明の展示がありました。
こんなに細かいデザインだったのね!図面もありました。
1983年に開催された「世界平和記念聖堂の建築をめぐって」の講演と対談のDVDは必見です。
村野藤吾はこういうところでお話しされるのは珍しいそうです。
聖堂竣工(1954年)から約30年後の1983年。村野92歳の時です。
開会時の混雑はすっかりなくなり、たまたまそこに居合わせた「世界平和記念聖堂」の著者石丸紀興先生とこのDVDの提供者とこの時の工事施工者だった方のご家族の方々と一緒に教会設計者施工者のお話を聴きました。
ほんの十数分でしたがこの建築への思いが聴いてる人たちのそれぞれの心に入ってくるという素晴らしい時でした。
貴重な映像です。どうぞお見逃しなく。
この時の司会をされた長谷川堯先生の講演と対談があります。

2017年5月20日(土)14:00~16:00
講演と対談「村野藤吾の建築、世界平和記念聖堂を中心に」

講師:長谷川堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)
   松隈洋(京都工芸繊維大学教授)
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名(要展覧会チケット・半券可、事前申込不要、当日先着順)



昨日は時間切れで1階しかみれませんでした。
みなさまどうぞゆっくりお時間とってお出かけされますように。



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by yumily_sketch | 2017-05-17 07:49 | 建築 | Comments(2)

建築と社会を結ぶ―大髙正人の方法

広島の基町アパートの設計者大髙正人の展覧会。
11月に大学の東京研修とタイミングが合い学生たちと行きました。
基町アパートは建築ガイドをしているので今回の展覧会はとても良い勉強になりました。
基町アパートは人や街に優しいのです。大好きな建築で私はいつも愛のある建築と言っているのですが大高正人はやはり愛の 人でした。
「建築家大高正人の仕事」という本の帯に「まち・建築・生活者への愛情を美へと昇華させて建築家」と槙文彦は言われています。素晴らしい表現です。
大髙正人について語る方々の言葉からお人柄が伺えます。
建築家として社会への提案・挑戦・責任などなどひとつひとつ心にずしんとくるものばかり。
熱くなるものばかりでした。
展覧会はⅢ章構成。
第Ⅰ章 独立までの軌跡
大髙正人が前川國男事務所にいたときの仕事
興味深かったのは前川事務所の広島の世界記念聖堂のコンペ案。
これ丹下さんかと思ったくらい似ています。
「世界平和記念聖堂」(石丸紀興著)の写真の前川案とは違います。
この後に変化していったのでしょうか?
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パネル組立住宅プレモス72型。
庶民の住宅不足の解消という目的であり建築の工業化をを目指していた前川事務所の戦後の仕事で大高正人が担当。
戦後の住宅不足にいろんな建築家が応えているんですよね。
これは外観がプルーヴェの組立建築に似てるので鉄骨を木にしたものなのかなと思ってたけど全然違うものでした。

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第Ⅱ章 建築の美学と工業化への挑戦
坂出市人工土地は広大の学生が制作していました。
坂出の仕事から広島へとつながっていきます。
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広島の基町アパートはかなり大きいスペースでした。
大髙の作品の中でも重要なものですね。
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モデュロール君がいる!
この建築はやっぱりコルビジェのユニテの孫だな。
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「明日はまた広島に行く。
われわれを意のままになる図面書きと思う
市民の数々の注文があろう。
善意の内容を理解しない反対もあろう。
何よりも8.1haに3000戸という重荷に
私は押しつぶされそうになる。」
(広島市基町団地に際して 大高正人の言葉より)


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平和資料館も模型になっています。
軸線上に基町アパートがあるのがよくわかります。
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第Ⅲ章 都市と向き合い地域へ根ざす実践
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師匠の前川國男も闘う建築家というイメージですが大髙正人にも同じように闘っていたのだと感じました。
急速に都市化が進む高度成長時に建築家は社会といかに向き合うべきかと問い続けたことを証明する仕事に圧倒されそして感動がありました。

展覧会は明日2月5日まで。
国立近現代建築資料館



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by yumily_sketch | 2017-02-04 18:34 | 建築 | Comments(0)

「もしも建物が話せたら」横川シネマ

またまた建築映画が広島で上映されます。
横川シネマで5月22日~5月29日です。
5月29日はこんなうれしい企画もありです。
建築と会話ができる特技の持ち主私は行く気満々です。
学校で自己紹介の時建築と話ができるんだよって言うとみんな笑うんですけど
卒業する頃には自分も話せるようになったって言ってくる学生がちらほらおります。
世界の建築は何を語っているのか?
またご登壇されるみなさんは建築とどんな会話を楽しんでいらっしゃるのか・・。
とても楽しみです。

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5月29日
15:15 トークセッション1部「建物との話し方」 
ゲスト:谷尻誠 聞き手:西尾通哲
16:15 映画上映(上映時間2時間45分)
19:10 トークセッション2部「広島の建物と話そう」
ゲスト:岩竹香織、織田泰正、足袋井竜也 聞き手:木原一郎

入場料(映画鑑賞料のみでOK)
一般 1700円、学生1300円、高校生1000円、シニア1100円、お得な5枚綴りの回数券5200円
映画サイト http://www.uplink.co.jp/tatemono/

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by yumily_sketch | 2016-05-21 09:49 | 建築 | Comments(0)

広島8大学卒業設計展2016

先日「広島8大学卒業設計展2016」を未来の建築家たちと見に行きました。
在学中コンペに挑戦してきた卒業生たちは自分たちの進学する学校の先輩たちの作品を何やらメモしながら見ていました。
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模型の前に座り込んで食いついてる彼女たちは高校1年生。
未来の建築家の素質ありありでしょ。
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高校生も卒業設計製図コンペがありました。
中国地方で最優秀賞を受賞した生徒がメダルを見せてくれました。
2年生になった頃は建築じゃないことやろうかな~なんてこと言ってた生徒ですが2年間でみるみるうちに建築に目覚めていくのを目の当たりにしました。
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高校にはやわらかいほわほわの芽がいっぱいです。
私は建築を始めたのが遅いのでこんな若い時から建築好きになることをうらやましいくらい素晴らしいなと思うのです。

「広島8大学卒業設計展2016」
開場:旧日本銀行広島支店
会期:3月17日まで
17日11時30分から19時まで公開審査会
審査員 富永譲・團紀彦・中村拓志
総合司会 島田陽
(敬称略)

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by yumily_sketch | 2016-03-17 09:37 | 建築 | Comments(2)

古民家改修

木造構造家の先生の案内で古民家の耐震改修をしている現場を見学に行きました。
江戸時代と昭和の建物です。
門の瓦は愛媛の菊間でした。
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新しい瓦と古い瓦。瓦と大きさが違います。
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この梁のような大きい鴨居は差し鴨居といいます。
これがずいぶん力を受けてくれてるようで活躍しています。
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補強の金物。
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この木の格子も耐震に一役かっています。
垂れ壁でまた木格子で耐力になるんですね。
意匠にもなっていますね。現して使われるそうです。
木の美しいこと。
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構造設計って数字がすべてのような感じですが実は設計者のセンスが建築に大きな影響を与えます。
古民家の改修は奥深いです。
この建物も金物が使われていないので木の力でねばる柔構造です。
間違って固めてしまうと変なところに力がかかったり弱いところがでてきたりしますから怖いです。
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しかし古民家は魅力的です。
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大切にしてもらえて幸せだね~(^^)

帰り道
とても立派な玄関屋根のある長屋を見ました。
かっこいい長屋ですな。
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by yumily_sketch | 2016-02-29 20:23 | 建築 | Comments(0)

「建築数人会2015展 —平面から空間へ」

先週末は「建築数人会2015展 —平面から空間へ」のオープニングパーティへ。
数人会は33年前から始まり今回で25回目の展覧会なのだそうです。

テーマ「PAINTING」
10月17日(土)〜11月1日(日)
宮森洋一郎建築設計室1階ギャラリー(広島市中区東平塚町1-1)
入場無料
宮森洋一郎・細見恵・古本竜一・中西敏明・谷村仰仕・佐々木圭司・遠藤吉生
建築家の建築ではない作品とことば。
8名の建築家のそれぞれのワールド、自分勝手な理解で楽しみそして
ちくちくと刺激を受けました。
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建築だけでなくアート好きな方や学生たちにもオススメです。
宮森洋一郎建築設計室ギャラリーの空間も合わせて感じてください。

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by yumily_sketch | 2015-10-19 11:25 | 建築 | Comments(2)

二畳台目茶室からZENKON湯

東北の震災直後、木を組み立てて創る木造簡易銭湯ZENKON湯が17箇所に創られました。
「うわーきもちいいー」と避難所の方々が入られているのをテレビでご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
その前身がこちらだとお聞きしました。
『二畳台目茶室』
芸術祭のために創っておられた時震災が起こりそれを銭湯に転身させたのだとか。
ZENKON湯がお茶室だったとは。

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ZENKON湯プロジェクト代表の齊藤さんは阪神淡路大震災の時の経験で被災地にはお風呂が必要だと思われたそうです。
難しい技術は必要とせず1日で組み立てることができるように設計されていました。
瓦礫の木材、ガス、灯油など熱源もイロイロ選べるのだそう。

善根とは仏教用語で細く小さな善の根っこを束ねることで、太い大木のような善が出来るという教えです。
四国では88カ所霊場のお遍路さんに接待をすることを善根と言い、接待の宿のことを善根宿と言うそうです。


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考えるそして即行動そして廻りを巻き込む
廻りを巻き込むってとっても良いと思うのです。
今回四国で齊藤さんに巻き込まれた人たちをたくさん見ました
がみなさん無理難題を言われましたと言いながらにこにこ。
このにこにこがすべてを語っているなと思いました。

香川の旅は齊藤正を知る旅でした。
刺激とパワーのシャワー浴びました。

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by yumily_sketch | 2015-09-15 20:40 | 建築 | Comments(4)

被爆70年特集ドラマ 赤レンガ 

9月11日今日19時30分からNHKで被爆70年特集ドラマ 赤レンガ が放映されます。
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私の広島で気になる建築NO1の旧陸軍被服支廠が舞台です。
被爆後臨時救護所となり多くの人がここで地獄を見て亡くなりました。
その悲惨さを詩人の峠三吉が「倉庫の記録」に残しています。
歴史を見てきたこの建築が今存在することで多くのことを語ってくれています。

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by yumily_sketch | 2015-09-11 10:58 | 建築 | Comments(2)

ツリーハウス

ツリーハウス見学に行かせていただきました。
大人も子どもになれる・そんな場所でした。
ブランコに乗って遊びました(*^^*)
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お世話になっているK先生がゼミ生たちと創られたツリーハウスです。
石窯も創られていました。
これからも次々と何か出来てきそうな感じでした。
わくわくします。楽しい♪♪
K先生、また遊びに行かせて下さいー!!

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by yumily_sketch | 2014-07-25 13:48 | 建築 | Comments(0)

伝統構法見学会  原建築

倉敷の原建築さんの完成見学会へ行きました。
原棟梁は富山の島崎工務店で修行をされた方。
手で刻みで金物を使わない伝統構法で家創りをされています。
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この組み方初めて見ました。
柱が伸びてホゾと込栓と鼻栓で組まれています。
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お施主さんと原棟梁とインテリアコーディネーターの奥様の想いがしっかり詰まった建築でした。
みんなの想いがピュアなんだな。
気が澄んでいました。
隅々までとても丁寧に創られていて気持ちのよい家です。

ここの外壁は小舞下地でした.
倉敷には職人さんがいらしゃるんですね。
建築でも日本に古くからある伝統を受け継がれてる職人さんは少なくなりました。
そういう仕事が少ないというのも理由だと思うのですが
大切にしなければいけない伝統だと思うのです。


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by yumily_sketch | 2014-04-17 00:00 | 建築 | Comments(0)