抵抗しながら滅びよう

東京帝室博物館(設計渡辺仁 昭和12年)
ここの設計はコンペが開催され「東洋風を加味した日本趣味の意匠」が求められました。
「帝冠式」というヨーロッパの壁面の上に大日本国のがのるという国粋主義的なスタイルです。
建築デザイン的には妙な感じがしますがこの時代を物語ってくれています。
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このコンペで印象深いのは前提条件と伝統様式を全く無視してコルビジェ直伝のモダニズムで応募し落選した前川國男です。
自分の建築を貫く強さを感じます。
前川國男がよく口にしていた「抵抗しながら滅びよう」という言葉からもそれを感じ取れます。
このときの案は落選しましたが建築界に新しい風が吹き込まれました。



近く前川建築を見に行く予定があり 前川國男の本をせっせと読んでいます。

a0070655_1511243.jpg「前川國男 現代との対話」
 松隈洋

a0070655_15111887.jpg「前川國男・弟子達は語る」
前川國男建築設計事務所OB会有志

a0070655_1511301.jpg「前川國男 賊軍の将 」
宮内嘉久


前川國男を語るということはル・コルビジェやアントニン・レーモンド 丹下健三そしてそれを取り巻く人たちや建築 つまり近代建築全体を語るということだと感じます。
近代建築のウラ話や逸話など
近代建築史の大好きな私にはたまりません!(笑)

はじめて触れる前川建築がますます楽しみになってきました。

yumily
広島ブログ
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by yumily_sketch | 2007-07-08 15:33 | 建物探訪 | Comments(0)
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