中村家住宅②  赤瓦の屋根

沖縄の建築の特徴といえば赤瓦です.
赤瓦の屋根はほーんとに魅力的です。
地元の泥(クチャ)で作られていて この独特の色になります
瓦と瓦の間で留めているのはサンゴで作られたしっくいです。
防水のため約8年で塗り重ねられるのだそう。
どんどん厚くなっていき瓦との高さが増し風格が増します。

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お部屋の間取りはこうです。
沖縄の家は南向きに作られます。
ヒンプンから東に行くとアシャギと呼ばれる離れの客間があり母屋の客間が1番座2番座は仏間で3番座が居間。
西に台所があります。台所の近くには家畜小屋。
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お部屋の位により屋根先が違っています。
右側がアシャギで左側は1番座です。
アシャギには丸い巴瓦とフリルが付いています。
敬意の現れでしょうか。凝ってます。

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ここは台所の上です。
換気のための開口のよう。
これは見たことないので珍しいのかも。
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台所の天井
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屋根や天井にも暑さを防ぐ工夫があります。
これはクウキミー(空気抜)と呼ばれる換気口で天井裏の暑い空気を逃がす役目をしています。

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寺社建築に見られる本葺きですが平瓦の幅が沖縄は狭いという特徴もあります。
この丸瓦の高い部分と平瓦の低い部分では温度がかなり違うという測定結果の写真を見ました。
そして中村家住宅の瓦は空気を含ませて練り吸水率が高いのだそう。
これも涼しさの秘訣になっています。
寒いところの間反対ね。
冷房設備のない時代の人たちの知恵。
とても深くとてもシンプルです。


yumily

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by yumily_sketch | 2018-01-14 21:33 | 建物探訪 | Comments(2)
Commented by sunagimo-confits at 2018-01-16 13:19
お客さんの方が、仏さんより、格が上なんですねー。もったりした泥の感じの屋根、イイですねー。テラコッタって、ココから始まったんですかね。(あー、思い付きなんで気にしないで下さい。笑)
Commented by yumily_sketch at 2018-01-17 03:29
気付きが鋭いです!うちの人よりお客さんに敬意を払うということなのでしょうかね。
琉球の赤瓦、西条の赤瓦とはまた違う趣でいいですよね~。まさにテラコッタです。テラコッタって歴史ありますよね。
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