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旧金子家住宅見学会 御手洗

昨年ヘリテージマネージャー講習会で教えていただいた奈良女子大藤田 盟児先生による解説の旧金子家住宅保存修理技術見学会に参加しました。
歴史と未来は繋がっている。
履歴を探るということは考えるということ。
考えるということは相手を迎え入れるということ。
歴史を学ぶということは歴史を経験することというお話から始まりました。
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旧金子家住宅のお茶室の作者の遠州流・不二庵は調べても明らかにならず正体不明なのだそう。
残されたものから探っていく作業は薄皮をめくるようです。
不二庵と古田織部や上田宗箇流と関わりやカモフラージュなどその時代の緊張感まで伝わってきます。
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修理の現場見学では文化財復原専門の大工さんからもお話を伺えるという貴重な体験をしました。
材料の継ぎなど匠技はため息もの感動ものです。
そしてびっくりしたのは大工さんたちがお若いこと。
若い人もしっかり育てられているんですね。
建物だけでなく技術も未来に繋げなければね。
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歴史的建造物の保存修理は小さなものから推理しまさに探っていくという作業です。
時間かかり少ーーしづつ謎が解明されていくわけでそこには ヒトと生活と文化があります。
建築が歴史を語るんですね。


yumily
広島ブログ
by yumily_sketch | 2016-09-06 09:30 | 建物探訪 | Comments(0)
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