聴竹居③

聴竹居のを設計した藤井厚二は日本の気候風土に合った建築を科学的に捉えようとしました。
東京帝国大学で伊東忠太の日本の洋式建築の教えに影響を受け卒業後は竹中工務店に入社します。
入社して3年に担当したのが大阪朝日新聞社。
初めてこれを見たときは意外でした。
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この建築の顧問だったのがア-ルヌーボーなど近代の新しい建築を創っていた武田五一。
同じ福山出身だったこともあり大きな刺激をけたようです。
その後建築設備・環境工学の勉強のため欧米を視察に行きます。
そこでモダニズムデザインに触れるわけですが
そっくりそのまま持ち帰るのではなく日本の気候や文化と融合させているのが藤井流。
聴竹居はカクカクのアールデコ入っていますね。

この四角い穴は床下換気口で壁を通り屋根裏に風の道が作られています。
11個もあるのよ。
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屋根の下にも通風の窓。
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冷たい空気を地下から送り込むクールチューブも埋め込まれています。
風が家中を動きたい放題~♪

横連想窓は桔木(はねぎ)という寺社建築でよく使われている工法を使うことにより柱なしで実現しているそうです。
こんな軽やかな屋根の中にどんなぶっとい桔木が隠れているのでしょうか。
見てみたいな。
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同じ敷地内にお茶室が見えましたがこちらは見学不可でした。
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聴竹居はボランティアの方々で管理されていて見学費(1000円)を維持・管理に充てられているそうです。
熱い夏の日ほんの3組の見学者のため鍵を開けてくださり丁寧な解説していただき建築に対する熱い想いが心にしみました。
今度は紅葉の時期に行ってみたいな。


yumily 広島ブログ
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by yumily_sketch | 2016-02-27 15:01 | 建物探訪 | Comments(0)
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